分科会の概要

#本分科会は2019年5月に閉会しました.本分科会の機能の大部分は,将来構想検討ワーキンググループおよび同グループが設立したタスクチームに受け継がれています.

月や金星探査,水星探査計画,地球内部磁気圏探査計画,地球磁気圏編隊飛行探査計画,飛翔体及び地上観測による光学・電波望遠鏡観測,計算機シミュレーション,火星や木星探査への機運の高まり等,近年の日本の地球惑星圏研究は,新しい地球・惑星観の確立に向けて加速しています.一方で,計画の立案から達成までに長い期間を要する地球惑星圏探査には,長期的視点に立った研究戦略の策定が必要で,かつ,次代を担う若手の継続的な育成が不可欠です.また,黎明期にある日本の惑星圏探査においては,地上観測や海外ミッションへの参加機会を最大限に活用して,コミュニティの実力の底上げを図り,研究者層の拡大と重層化を戦略的に進める事も重要となってきます.さらに,学際的な学問分野である地球惑星圏科学では,隣接領域との結合過程や複合物理が本質的な役割を果たすことが多く,SGEPSS内外の関連研究分野との分野間連携が望まれます.
将来探査検討分科会は,以下の目的や活動のために2011年11月に設立された分科会です.

1. 設置目的
(1)地球惑星圏の探査計画の議論.
(2)地球惑星圏の探査の将来を担う若手研究者の育成.
(3)地球惑星圏の探査に関する科学的な問題意識や技術情報の共有.
(4)SGEPSS内外における関連研究分野間の交流促進.
(5)(1)〜(4)による,地球惑星圏探査の一層の活性化.

2. 活動内容
(1)研究会の開催・共催.
(2)地球惑星圏探査計画の議論や研究戦略を検討する会合の開催・共催.
(3)関連分科会や関連学会との交流・連携.
(4)メールやwebを活用した情報交換.

*本ウェブサイトについてのお問い合わせ先:寺田直樹(teradan (#) pat.gp.tohoku.ac.jp)